活動報告 2017年 5月10日「直刀(2.5m)研磨作業奮闘記」
刀匠佐藤重利さん(専門金属科卒)のご厚意により鹿島スタジアムに奉納されている平成の直刀のレプリカをお借りして4階専門資料室に展示することになり、展示に先立ち役員有志で研磨作業に取り組むことになりました。
第1日目
5月20日土曜日、高尾駅に集合したのは左から櫻井さん平山さん相澤さん佐藤さんと井上の5人でした。
この日のバス乗り場は、陣馬高原周辺の初夏の山を楽しむ人達で溢れかえっていました。このままバスに乗れるのか心配になるほどの状況でした。
何台かのバスが登山客を満載にして次から次へと走って行きましたが、人波はとぎれることも無い状況でした。しばらく待っていると、やっと私達の乗車するバスが入ってきました。もうすぐバスでの移動が始まります。
バスに乗ること30数分、私達の降りる力石のバス停が見えてきました。
バスから降りると東京とは思えない、『ホッと』する空気感の所につきました。私達の到着を待っていて下さったようで、渡辺会長が迎えてくださいました。この後バス停前の酒屋さんに寄ってお昼のエネルギーを購入するのですが、この中村屋酒店さんは戦前から続いている酒屋さんで、ここでエネルギーなどを購入して、川沿いを2~3分歩くと刀匠佐藤重利さんの鍛錬所に到着です。
鍛錬所では佐藤刀匠が鉄を鍛えていました。
金属の香りと、熱と鍛えられた金属の火花、緊張感のある作業を見学させていただきました。
刀匠の佐藤さんは、お忙しい中ワガママな私達のお願いにもかかわらず快く研磨作業やお手伝いを下さって感謝・感謝です。
先ずは錆び落としの開始です。
道具の使い方を丁寧に教えていただいて、楽しく作業をさせてもらいました。
とにかく錆を落とす。
全員が『はやく錆を落としてエネルギーを補給したい』この一心で午前中頑張りました。午後からは表面の錆を出来るだけ落とすこと目標に頑張りましたが、バスの時間が迫ってきましたので今日はここまでになりました。
この後は高尾の駅前で反省会をやりましたが、佐藤刀匠の金属材料の話は、『目からウロコ』の状況で楽しく、ためになることばかりでした。
今日はありがとうございました。
第2日目
6月10日土曜日、高尾駅に再び集合したのは前回同様、櫻井さん平山さん相澤さん佐藤さんと井上の5人でした。前回と違ってこの日のバス乗り場は、登山者の方々はだいぶ減っていて、バスも余裕の状態でした。力石のバス停に着くと、この日も渡辺会長のお出向かいを受けて、いつものように中村屋酒店さんでエネルギーなどを購入して、刀匠佐藤重利さんの鍛錬所に向かいました。
研磨作業は前回とは違って、皆さん手際よくこなして、午前中に残りの表面をほとんど終了する快挙?でお昼を迎えました。この時エネルギーをとり過ぎて、午後からの作業が・・・なんとか佐藤刀匠のお力を借りまして、前回以上に『ピカピカ』に仕上げることができました。
佐藤刀匠には感謝感謝です。
思った以上に早くピカピカ状態になりました。
この日も高尾の駅前で反省会を開きました。
佐藤刀匠から、またまた『目からウロコ』のお話でした。
いつもいつも楽しく、ためになるお話をありがとうございました。
井上 博明(建築科 78年卒)